破壊屋ブログ

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『インサイド・ヘッド』が描いた家族や友人よりも大切なモノ

タイトルは例によって適当につけているので、信用しないように。そろそろDVDが発売される『インサイド・ヘッド』は俺がかなり好きなコメディ映画だ。

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最高に笑ったシーンは辛い思いをしている娘の前で、脳内サッカーを楽しんでいるお父さんと、脳内イケメンに癒やされているお母さんだ。このシーンは海外版の予告編で見れる。


これとは別に俺が大爆笑したシーンがある。

インサイド・ヘッド』の設定は「5つの感情」が有名だけど、実際には5つの感情の他に「5つのパーソナリティ」がある。11歳の少女ライリーの脳内にある「5つのパーソナリティ」とは

  • 家族
  • 友情
  • アイスホッケー
  • 真実
  • おふざけ

だ。劇中ではこの5つのパーソナリティを「島」と表現している。


http://vignette2.wikia.nocookie.net/pixar/images/e/eb/Inside-Out-Hockey-Island-crop.jpg
これがアイスホッケーの島



ここから中盤のネタバレ



劇中ではライリーにショックなことが起きて、家族や友人と断絶し、アイスホッケーに興味を無くし、正直な心も遊び心も失くしてしまう。この断絶や喪失を脳内では「島」が崩壊していくことで表現する。

俺は崩壊する島を観てラストシーンを予想した。
「どうせ最後にボーイフレンドの島が新しくできるんだろ!」
しかし実際のラストシーンは予想と違っていた。



ここからネタバレ



映画のラストシーンで新しい島が誕生するんだけど、その島が

  • ヴァンパイアとのロマンチックな恋(Tragic Vampire Romance)
  • イケメンアイドル(Boy Band)

なのだ!


トワイライト 初恋 [DVD]
メイド・イン・ザ・A.M.(デラックス盤初回仕様)
『トワイライト』や『ワン・ダイレクション』を連想させる。

本作の「パーソナリティ」とは「その人の人格を掲載する事柄」という意味だ。人間は色んな要素を受けて人格を形成していく。映画『インサイド・ヘッド』が面白いのは、そういった「みんなの普遍的要素」に焦点を当てたところだ。

まあそれはそれとして、ラストシーンで趣味に特化した島が生まれるので爆笑した。日本版を作るとしたらこのオチは「ボーイズラブ」と「ジャニーズ」だろう。男だったら「萌えアニメ」と「美少女アイドルグループ」でもいいかもしれない。