23年間やっている破壊屋初の野球ネタかつAIイラストネタという特殊なエントリーです。最近AIイラストにハマっていて、WBC決勝進出した各国の女性選手をAIで生成してみました。モデルはAresMix(アダルト系だけどリアルな美男美女が生成しやすい)です。
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毎年、日本のアニメ映画ベストテン発表していましたが、今年から「邦アニベストテン」に移設しました。なのでここでは『幸福の科学アニメ映画ベストテン』を発表します!
大川隆法が書いた原作が酷すぎて使い物にならなかったので、おそらく普通のアニメスタッフが脚本を書いた作品。クレジット上の脚本家は当時の後継者だった大川咲也加になっているが、絶対に別の人が脚本書いている。
幸福の科学の敵に「レプタリアン」というのがいるんだけど、このレプタリアンの女将軍(ビキニアーマー)が主人公に敗北し、主人公の捕虜になって「クッ殺せ」と言うが、そのうちに囚われの身のまま主人公と恋仲になる!という普通のアニメストーリー。だからこそ面白い。
本作は『UFO学園の秘密』の続編だ。前作の主人公は正義感がやたら強い熱血ヒーロー高校生だったんだけど、彼が大学生になった本作では就職に失敗して挫折している。逆に前作で主人公の引き立て役だったオタクキャラは、本作では配信で成功して人気者になっている。この設定は「熱血主人公の残念なその後の人生」を描いていてお見事だ。
大川隆法をモデルにした主人公が、池田大作(創価学会)や浅井昭衛(顕正会)を足したような宗教家と超能力バトルするという娯楽作。
ゴジラやキングギドラが戦う『キング・オブ・モンスターズ』という映画があるけど、『仏陀再誕』こそが真のキング・オブ・モンスターズだろう。
敵の宗教家の兵器がUFO軍団や津波なのが衝撃的だ。なんせ
「なぜUFOや津波が出てくるのか」
という説明が一切無い。
「宗教家ならUFOや津波くらい出せます」
という事なのだ。
3位:UFO学園の秘密(2015年)
2015年のこの作品から宗教色がやや薄まり、逆に宇宙色が強まる。当時の大川隆法は宇宙連合の代表であるインカールと会合した!と主張しており、その体験を元に作られた作品だ。
最大のツッコミ所はインカールがどう見てもメーテルだということ。
公開時の私はこの設定を散々バカにしたけど、松本零士が亡くなった今では
「まあメーテルって昭和生まれの男である俺たちには宇宙を感じさせる存在だよな」
と妙な連帯感を感じる。ちなみに海外版だとインカールの声優は『フラッシュダンス』のジェニファー・ビールスだ。
アベンジャーズの影響を受けて作られた映画。主にキャプテン・マーベルとロキをモチーフにしたキャラクターが登場する。ネタバレにならないように書くが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のクライマックスであり一番盛り上がる「敵がアベンジャーズへの空爆をやめる」あのシーンを、オープニングでパクっている。いやアレをパクれるのは逆に凄い。
舞台は25世紀。30世紀からタイムマシンでやってきたヒロインは…ってその設定なら25世紀じゃなくて現代を舞台にすべきでは?と思う。タイムマシンで人類の歴史イベントに立ち会いながら宗教を学ぶという内容で、結構楽しい。
ちなみに25世紀ではアトランティス大陸が再浮上して、みんなそこに移住しているという設定です。今どきの若い人にはピンと来ないかもしれませんが、アトランティス大陸は人類史と共にある陰謀論で、私のようなオッサンなんかは「アトランティス大陸」という言葉を聞いただけで、
「つまり超古代文明の最先端科学が登場してもおかしくない!」
と、どんなトンデモ展開でも勝手に納得するくらい洗脳されています。
6位:永遠の法(2006年)
主人公たちが地獄に行ってニーチェやヒトラーと戦うという話。クライマックスに登場する巨大な敵ビヒモスの作画は圧巻で良い意味でビックリするが、ビヒモスを倒すために霊界から巨大ロボット:エンゼルX1が降臨するのは悪い意味でビックリする。
大川隆法の書籍には巨大ロボットが何度か登場するのだが、映像化されたのはこの一回のみ。止めている周囲の人達、グッジョブ。
7位:神秘の法 The Mystical Laws(2012年)
政治色がもっとも強いアニメ。反中路線なので敵のモデルは明らかに中国。憲法9条批判もある。またこの頃の大川隆法は健康問題にかなり気を使っていたのだが、映画の宣伝の際に「観るだけで病気が治る」という割りとアウトな宣伝も展開した。
余談だがロシアのウクライナ侵攻が起きたため、大川隆法が映画を何本も作って訴えていた「大国の侵略による戦争」は現実になった。本来なら「大川隆法は変なコトばっかり言ってるけど、これは当たったな」となるはずだが、大川隆法はロシア支持派になってしまったので説得力が無くなった。ここら辺に大川隆法の政治的バランス感覚が皆無なことが伺える。
8位:ヘルメス 愛は風の如く(1988年)
幸福の科学アニメの第一作、知らずに観に行った人多数。超絶美男美女夫婦のヘルメスとアフロディーテが大川隆法夫妻なのだ。幸福の科学アニメは大川隆法キャラの美化が激しいので笑ってしまうが、夫婦を美化したこれはかなりキツい。奥さんはその後離婚したので幸福の科学から猛攻撃を食らっている。
地獄で大冒険して最終的に天国に行く。という幸福の科学アニメのパターンは既に確立しているが、どう見ても地獄のほうが楽しそうで天国のほうが退屈そうなのも確立している。まあ製作者たちは信者ではない一般人なので好き勝手に演出できる地獄の描写に一番力を入れるのでしょうがない。
9位:太陽の法 エル・カンターレへの道(2000年)
大川隆法ことエル・カンターレが様々な神々に転生していく様子を映し出すだけの映画。観客を楽しませる努力を放棄したような作品でかなりの駄作。とはいえ登場する神々の声を全て子安武人が演じており、説得力は妙にある。大川隆法よりも子安武人のほうが偉大さを感じる。
というわけで10本無いので9位まででした。世俗の影響を受けやすい大川隆法がご存命なら、バスケチームを題材にしたアニメが生まれたかもしれない。
今年から形式を変えて、hakaiya.com内の特設サイトで発表します!9年ぶりの破壊屋更新です。
そして1位と2位はまさかの一点差です!hakaiya.com時代を含めると15年以上、集計企画をやっています。それでもここまでの激戦は初めてです。集計終わった時にうめき声が出るほどビックリしました。
日本映画のベストテンを決める「映画芸術ベストテン」が選考対象からアニメを除外したのをキッカケにして生まれた企画です。「じゃあ逆に日本のアニメだけを対象にしたベストテン企画を作ろう!」ということで、その年の一番面白かった日本のアニメ映画を皆さんの投票で決めます。毎年1月下旬~2月上旬に実施しています。
hakaiya.hateblo.jp
『若おかみは小学生!』は有効投票数の8割以上が投票しました。これほど得票率が高い映画は二度と出て来ないです。
マレーシアのアニメ『メカアマト』↓。コンセプトは日本のアニメの影響が強いけど、実際に本編を観るとアクションやキャラの動きはディズニーの影響が強い。ディズニーを再現できるほどマレーシアのアニメが力をつけていると感じる。ヒロインが車イスでそこに悲劇性が全く無いという点も良い。
東京アニメアワードフェスティバルのアニメファン賞という毎年、組織票で盛り上がるアニメ賞があります。私の思い出に残っている組織戦は2020年。
上位二本がイケメンアニメなのは、女性のアニメファンたちの熱心な組織票の成果だったのですが、これに男性のアニメファンたちが強く反発。彼らは
「イケメンアニメじゃなくて劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンが受賞すべきだ!」
という妙な使命感みたいなものを発揮して、Twitter上で壮大な組織戦が展開されました。しかし結果は画像の通りダブルスコアのフルボッコです。現実でもアニメでもイケメンには勝てないという残酷なテーゼになりました。
今年はそれ以上の組織戦が展開されました。マレーシアのアニメ『メカアマト』に海外(主にマレーシア)からの投票が殺到して1位になって集計が締め切られたのです(2/9の結果発表でどうなるかは現時点では分かりません)。当然ながらこの組織票に反発が生まれました。そしてメカアマトファンからの「組織票ではない!」という反論もありました。
・メカアマトファンの愛
— ボボイボーイ&メカアマト (@boboibo_y) 2023年1月26日
日本もマレーシアも推しを愛する気持ちに違いなんてありません。メカアマトの投票は組織票ではなく、ほかの皆さんと同じ作品に対するファンの愛です。どうか自分が知らないから、気に入らないからという理由だけで作品やそのファンを非難するのはやめてください。(18/20)
何を基準にして「組織票」と呼ぶのは難しいです。私から見れば
という時点で組織票です。スクリプトを使わない田代砲*1みたいなもんです。海外からの投票が殺到している『メカアマト』は、私の判断でしたら組織票そのものです。今まで何度も書いてきましたが、私はこれを悪いことだとは思っていません。私のアニメベストの企画でも去年から投票の呼びかけを解禁しました。
それに東京アニメアワードフェスティバルは仕組み上、組織票を推奨しているアニメ賞です。画像参照↓
↓ツイート拡散!
↓毎日投票!
↓2位が迫ってる!
他のアニメもやっているのに、『メカアマト』だけが組織票を叩かれるのは理不尽です。今回の騒動を受けて私もこのようなツイートをしました。ツリー形式です。
「東京アニメアワードフェスティバル」は毎年エグい組織票が発生しているのですが、今年はマレーシアのアニメ『メカアマト』に海外からのアニメファン投票が殺到。現在投票一位です。この現状に多くの反発が生まれています(注:こういう反発も毎年発生しています)。 pic.twitter.com/GRrXBmPwB3
— 破壊屋ギッチョ (@hakaiya) 2023年1月31日
ただですね。ちょっと気になって調べたのですが、やはり『メカアマト』1位は悪い意味での組織票っぽいです。前述の通り組織票の判断基準は難しいのですが、私の集計システムには組織票対策で
というのを調べる機能があります。これで組織票っぽさが可視化できると思います。この機能を使って東京アニメアワードフェスティバルへの投票ツイートを調べてみました。自分の所ではテスト以外で一回も使わなかった機能を他の企画で使うとは…。
調査対象の映画は以下の3本です。2月1日に調べたので凍結騒動の影響は無いです。
上記3本に投票したアカウントのうち、2023年に作られた、つまり投票が始まってから作られたアカウントと、フォロワーが3人未満、つまり実態性が低いアカウントがいくつあるのか調べてみました。
結果は下記です。
タイトル | メカアマト | うたプリ | 犬王 |
---|---|---|---|
調査対象のアカウント数 | 472人 | 472人 | 472人 |
2023年に作られたアカウント数 | 58人 | 2人 | 1人 |
フォロワーが3人未満のアカウント数 | 205人 | 7人 | 1人 |
いや、もう明らかに『メカアマト』怪しいですね。4割以上が怪しいアカウントによる投票です。ちなみにうたプリと犬王に投票した2023年アカウントは直接調べましたが、全然怪しくないです。逆に『メカアマト』に投票しているアカウントは、本当に怪しいのばっかりです↓
ファンの熱意ではなくて、資本を使った組織票です。私の企画でコレをやられたら、私は恐らく『メカアマト』を失格扱いにすると思います。
このような投票をどう扱うかは主催者側の判断に任せるべきです。今後の集計結果の発表で『メカアマト』が1位になっても、ならなくても(投票結果から作為的な投票を作為的に除外しても)、私は東京アニメアワードフェスティバルの判断を支持します。
それに純粋な海外アニメファンによる『メカアマト』への投票もとても多かったです。海外アニメファンはたいてい親日家なので、この結果を過剰に叩くようなことはしたくないです。
ちなみに海外からの投票によって、日本の映画賞で不自然な結果になるのは、以前もありました。いずれ破壊屋で取り上げます。
今年もこの時期がやってきました!みなさんが面白いと思った2022年の日本のアニメ映画を教えてください!
アイキャッチ画像はスラダンですが、私は『THE FIRST SLAM DUNK』未見です。だから
「話題作を見てない!」
という人でも遠慮無くジャンジャン投票してください。
上記のハッシュタグをつけてツイートすれば投票になります。Twitterアカウントを持っていない方は、このブログのコメント欄に記入してください。皆様の投票内容を私が集計します。
投票開始のツイートはこれです↓
今年もこの時期がやってきました!みなさんが面白いと思った2022年の日本のアニメ映画を教えてください!2/15締切です。#2022年日本のアニメ映画ベスト3#2022年日本のアニメ映画ベスト5#2022年日本のアニメ映画ベスト7#2022年日本のアニメ映画ベスト10 pic.twitter.com/3NqtQvfVTZ
— 破壊屋ギッチョ (@hakaiya) 2023年1月28日
リストを作ってくれた@mohnoさん、ありがとうございました!少し変更しています。
「リバイバル映画祭は削除」を新ルールに追加しました。理由は↑を読んでください。この新ルールに従って『25周年ポケモン映画祭』『新海誠IMAX映画祭』関係の作品がリストに載っていません。リストに載ってないだけで実際には集計します。投票した人には「リバイバル上映を観た上で2022年の新作アニメとして評価したい」という意図があると信じます。
リストには載っていませんが「指先から宇宙まで」への投票は各短編全部への投票と判断し、集計時に死に票が少なくなるように分割か結合のどちらかを選択します。
去年に引続き、mohnoさんが作ってくれたのを私が少し編集しています。mohnoさんのオリジナルのExcelファイルが本当に素晴らしいので、
mohno.hatenablog.com
興味ある方は↑からダウンロードしてみてください。
そして年々「新作のアニメ映画」の定義が難しくなっているのを感じます。mohnoさんの指摘で知りましたが『名付けようのない踊り』のように、実写映画がアニメ映画として各映画サイトでジャンル分けされているパターンもあります。ただ毎年書いてますが方針は下記です。
↓これとかコピペして使ってください。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
#2022年日本のアニメ映画ベスト10
去年に引き続きファン同士の投票の呼びかけも大歓迎します!
こんなタイトルの記事ですがネタバレ一切無しです。
葉真中顕の『ロスト・ケア』といえば、介護を題材とした社会派ミステリー小説で、そのトリックは読者を絶対に騙す衝撃のモノ。ブロガーが日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞するという派手なデビューを飾った事でも話題になりました。
この映画版『ロストケア』が2023年3月24日に公開されます。ところがです…
詳細は書きませんが、映画の宣伝が始まった時点で小説のトリックがネタバレするんです。1年前に製作発表があった時、既にネタバレしていて私はビックリしました。
でもコレは仕方が無いのです。何故なら
と『ロスト・ケア』発表後に『ロスト・ケア』みたいな事件が現実で発生しているんですね。私は
「事件発生後にロスト・ケアはよく炎上しなかったな」
と今も思っています。現実で殺人事件が起きたのに
「真犯人は誰だ?そのトリックは?」
みたいな映画は出来ないでしょう。あえてネタバレ状態にして
「どうして、この犯罪が起きたのか?」
という要素を主題に持っていくしかありません。
ミステリー小説を映画化する時に、ネタバレが前提になるのはよくある話です。直木賞を受賞した『私の男』は映画化する際に時系列を逆にしたので、原作のミステリー感が薄れています。
葉真中顕の最大ヒット作『絶叫』は、原作だと中盤で殺人事件の犯人が分かる構造ですが、実写版もマンガ版も第一話で犯人をネタバレしています。ネタバレしておかないと「これって何の話なの?」と視聴者がついていけないのです。
というわけで映画『ロストケア』の存在自体が小説『ロスト・ケア』のネタバレになっているのは仕方ないのです。でも3月に映画『ロストケア』の宣伝が始まった瞬間、全日本人から小説『ロスト・ケア』を読んだときの衝撃が奪われてしまうのが勿体ない気もする。ちなみに『ロスト・ケア』の「ケア」は「介護」を意味しますが、他にも日本社会が色々なことを「ロスト(失う)」していることも含めてます。
話はちょっとズレますが、2022年人類最大のネタバレだった『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のアレだって今や宣伝要素ですし、『進撃の巨人』の数々のネタバレ要素はアニメ化や映画化されるたびに一般常識になりつつあります。人類に「あらゆるコンテンツを初見のように楽しめる」技術は開発できないものか!?すごく危険そうだけど。