破壊屋ブログ

ネタ系映画ブログです。管理人はこの人→http://hakaiya.com/giccho

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』を観た

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』を観た。

ちなみに俺は原作も全部読んでいる。原作からの改変点は全部気に入った。一番大きな改変点は舞台が未来の日本になっているところだ。そのおかげで大型巨人の恐怖が比喩になっている。

例えば日本版ゴジラは「放射能の恐怖」、去年のハリウッドゴジラは「神による災害」、クローバー・フィールドは「9.11の再現」、寄生獣は「環境汚染への恐怖」。こんな風にモンスターって現実の恐怖に即している。じゃあ大型巨人は何を表現しているというと福島の原発事故や津波を連想させるようになっている。この比喩のおかげで巨人が突如現れる絶望感がリアルに感じられる。

大型巨人以外はゾンビとして表現されていて、これは新しいゾンビ映画の表現だと感じた。とにかくデカいゾンビが人々を食い散らかすシーンは最高だった。

ただし残念なことに実写版は鑑賞ストレスの高い作品でもあった。マンガでは全く気にならなかった「巨人を前にしても為す術がない」描写だけど、実写版を観ていると「もっとこう頑張って逃げろよ!」とイライラしてくる。

それとSEKAI NO OWARIの主題歌がまったく合ってないのも嫌だったなぁ。

演技陣では水崎綾女のシングルマザー役はトラウマ必至!映画終わったあとに気分がだいぶ落ち込んだよ。