現在公開中の『カメラを止めるな!』という低予算映画があるんだけど、ここ10年で一番面白い日本映画だ(当たり前だけど俺個人の基準でね)。
一般上映で観たんだけど、上映終了後には拍手も起きていた。
ちょっと話変わって、数年前からTSUTAYAが新作X枚1000円キャンペーンをやっているので利用しまくっている。その結果、俺は映画館に行く本数が減った一方で、新作映画を観る量は二倍以上になり新作映画だけで年間200本近く観ている。そのうちの3割くらいは低予算の日本映画で、微妙な出来や駄作が多い(名作もあるよ!)。単に俺が映画が好きだから観ているだけであって、そこに感動は無い。
話を戻して『カメラを止めるな!』だけど、実は『カメラを止めるな!』自体にはそんなに感動していない。伏線マニアなので大量の伏線で構成された展開にシビれまくっただけだ。でも『カメラを止めるな!』の後半を観ていたら
「俺が今まで観てきたあの駄作映画たちも『カメラを止めるな!』みたいに、みんなで頑張って作った結果なんだよなぁ」
と思って何か感動してきた。傑作『カメラを止めるな!』の内容からじゃなくて、今までの駄作映画から感動が押し寄せてきた。
マニア受けを狙った映画じゃないし、ネタバレを避けるために内容を明らかにしていないだけで、凄くわかりやすい映画です(三谷幸喜がやりそうなネタでもある)。低予算映画だけど多くの人にオススメできます。