SUUMOで相続映画について書きました!『犬神家の一族』の相続金額や『ホーンテッド・マンション』の再評価などについて書いてます↓。
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SUUMOのサイトに登場する芸能人やブロガーの記事は面白いのばっかりなので、依頼があった時は嬉しかったです。河相我聞のこれ↓とか大傑作コラムです。
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今回はコラムに書き切れなかった補足ネタをいくつか。
フィクション内で相続税は無視されがち
日本ミステリー史上の最多相続金額
日本ミステリー史上の最多相続金額はいくらでしょうか?私の知っている範囲では横溝正史の『三つ首塔』の百億円です。現代の百億円ではなくて1955年の百億円です。何か意味がある金額というよりも適当感があります。現代の金額に換算すると2000億円では?という説もあります。*1。
ちなみに三つ首塔はただでさえ殺人防御率が低い金田一耕助の中でも最悪の殺人ワースト作品で、真犯人は11人の連続殺人に成功します。11人も死ぬまで真相が分からない探偵なんて…と思いますが、私も謎解きの瞬間まで犯人分からなかった。
ホーンテッド・マンション
↑ストーリーの中心人物がポスターに出ていない。
コラムの依頼があった時に絶対に取り上げたい!と思ったのが2003年の『ホーンテッド・マンション』です。ディズニーランドにもあるアレを相続する話です。公開時は日本でもアメリカでも評判が悪く、褒めていたのは高橋ヨシキさんくらいだったかな?私も大好きな映画なので「いつか再評価したい!」と思っていましたが…アメリカではとっくに再評価済みで、今やカルト映画になっています。
普通カルト映画って
- 当時は評価されない程、尖った描写
が再評価されるのですが『ホーンテッド・マンション』は
- コテコテのファミリー映画
がカルト化された珍しい例です。
ホラー映画の面白いパターン
- ヒロインがホラーモンスター(悪霊、怪物など)に狙われる
というのが定番なのですが、たまに
- ヒロインがホラーモンスター(悪霊、怪物など)に狙われると思ったら、関係の無い男性主人公が狙われる
という鉄板パターンがあります。古典的名作の『エクソシスト』、日本の『リング』、アメリカの『パラノーマル・アクティビティ』がそうですね。『ホーンテッド・マンション』も同じパターンです。
『ホーンテッド・マンション』は999人の幽霊が1000人目の仲間としてあなたを狙う!という設定がお馴染みですが、幽霊たちが狙うのは主人公の妻です。つまり主人公であるエディ・マーフィはストーリーに全然関係無いのです。心霊現象と関係の無い男が奮闘努力した結果、幽霊から狙われるというホラー映画の鉄板パターンの映画なのです。
世界のホーンテッド・マンション
「999人の幽霊が」と書きましたが、これはアメリカや日本のホーンテッド・マンションの設定。フランスだと「ヒロインの婚約者たちが次々に死亡し、ヒロインはウェディングドレスの姿でさまよう」です。実際はディズニーランドのアトラクションとは思えないほど複雑で残酷な設定なので、詳細を知りたい方は「ファントム・マナー」で検索してみてください。
*1:私の計算だとそこまで多くないですが