福島の音楽フェスのLIVE AZUMAに行ってきた時の話。
一日目に中国人男性に話しかけた。彼は水曜日のカンパネラのファンで、ボーカルの詩羽が大好きらしい。彼が身に着けていた詩羽の写真シールを色々見せてくれた。
二日目は妻と一緒にHYDEのライブを前方ブロックで待っていた。隣に外国人女性がいたので話しかけた。イスラエルから日本に来て、二週間日本に滞在するとのこと。
俺は心の中で「戦争の話をしたら失礼だから、絶対に聞かない!」と誓いつつ、日本の音楽の話を聞いてみた。彼女はHYDE、藤井風、the GazettEのファンとのこと。
その時、彼女が突然
「すいません、私ユダヤ人、このグッズ持てません、あなた、貰ってください」
とHYDEグッズを頂いてしまった。その場で妻にプレゼントした。ありがとうございます!しかし何故?
調べてみたらHYDEはライブ会場限定で「ハイドンシークレット」というのを千円で販売している。何が貰えるか分からない、ちょっとした福袋みたいな商法である。彼女はハイドンシークレットにチャレンジして、↓これが当たってしまったのだ。
イスラエルでは十字架はタブーなのである。↓の画像は反ユダヤ主義の歴史|B.F.P. Japanからの引用だ。
確かに、このグッズはイスラエルに持ち帰るわけには行かないだろう。
余談
最近、鳥居を使って遊び気分で記念写真を撮る外国人たちが炎上している。でもやっぱり宗教的にチャランポランなことにかけては日本人が最強だと思う。宗教的なアイテムである十字架が、日本だと「闇」を表現するときに使われる傾向がある。こんな感じで意味が逆転する現象は日本の文化でも起きていて、それが学生服。日本では昭和の時代に「制服自由化運動」が起きて「学生服=生徒の個性を奪う体制側の仕組み」という印象が過去にはあった。しかし日本のアニメ・漫画・映画を見ると「学生服=不良が着ている服」なので、海外では学生服は反体制側なファッションとして認知されている。