Netflixで配信が始まった『ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン』、最高に面白かったです!この映画が何をテーマにしたかを書いてしまうとネタバレになるので、そこには触れません。変わりに劇中出てくるネタを解説します。

ビッグ・リボウスキのジョン・グッドマンみたい
劇中出てくる小説家が
「俺のファンはビッグ・リボウスキのジョン・グッドマンみたい」
と言います。この画像の人です。こんな感じで拳銃持ち歩く保守的なアメリカ白人のファンが多いということです。

007ネタ
映画の序盤で出てくる司祭(主人公を送り出す人)はジェフリー・ライトという俳優で、ダニエル・クレイグ版007に何度か出演しています。007ファンを喜ばせるためのキャスティングですね。

オプラ
オプラ・ウィンフリーは「世界で最も有力な女性」と呼ばれるほど有名なアメリカのトーク番組司会者です。
汚い言葉ギャグ
神父たちの物語なのに「JESUS」「HOLY SHIT」「HECK」といった汚い言葉が出てくるというギャグが繰り返されます。「HECK」は「HELL」の婉曲表現です。
私も分からなかったネタ
フィッシュ(Phish)
フィッシュはアメリカのバンドです。
「俺の妻はフィッシュファンと浮気した」
というギャグがあるのですが、ちょっと意味分からなかったです。浮気した妻が黒人なので白人ファンが多いPhishファンに寝取られたというギャグか、90年代バンドのファンたちが今も健在というギャグなのかな?
Xで質問したところ↓のような意見が。ありがとうございます。夫は保守的なキリスト教徒なのに、妻が怠惰な人たちに寝取られるというギャグかもしれませんね。
調べたところ、PhishのファンはPhishheadとかPHANと呼ばれていて、部外者には怠惰な、ドラッグを楽しむヒッピーというステレオタイプで受け止められているみたいです。かなり濃ゆいファンだという印象です。そこまではわかりました。
— burihiko (@burihiko_t) 2025年12月17日
シカゴ・カブス
ニューヨークの話なのに、野球チームのシカゴ・カブスが何度も登場するのもよく分からなったです。
ややネタバレ解説
スター・ウォーズからの引用
『ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン』の監督・脚本のライアン・ジョンソンは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の監督・脚本でもあります。
『スター・ウォーズ』からは
「仲間になれ。父と子2人で銀河を支配するのだ」
というセリフが引用されています。『スター・ウォーズ』だとこのシーンです。
www.youtube.com
どう考えても帝国側のセリフなのに『スター・ウォーズ』のことを理解していないユーチューバーが
「反乱軍っぽいね」
と言うので主人公が「?」となるギャグです。
ダマスカスの道
「目から鱗が落ちる」の語源です。このサイトが詳しいので、映画に関係のある部分を引用します。
面白いことに、英語圏では「目から鱗が落ちる scales fell from his eyes」という表現よりも、「ダマスカスでの回心 Damascene conversion」というフレーズの方が、宗教以外の文脈でより頻繁に使われる感がある。
「Damascene conversion」は「急に物事の見方が変わった」という、日本語の「目から鱗」に近い意味も担っているが、政治的立場の転換、信条の劇的変化などに使われ、よりスケール(だじゃれではない)が大きい方向転換を意味することが多い。
ファベルジェ
宝石ブランドです。ちょうど今月、「ファベルジェの卵」が競売にかけられて47億円で落札されたことがニュースになりました。劇中のアレに近い値段ですね。