破壊屋ブログ

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辺野古転覆事故とワン・バトル・アフター・アナザー

辺野古転覆事故が起きた日に『ワン・バトル・アフター・アナザー』がアカデミー作品賞を受賞したのが衝撃でした。

この『ワン・バトル・アフター・アナザー』は乱暴に解説すると
左派の暴力革命が失敗して、そのしわ寄せが子供に行く
という話だからです。監督・脚本のポール・トーマス・アンダーソンもインタビューでその狙いを解説していました。

映画の内容は、親の世代(レオナルド・ディカプリオたち)が暴力革命に失敗し、しかも体制側は相変わらず人種差別に基づいた人間狩りをやっている。そしてレオナルド・ディカプリオの子供(黒人少女)が何故か命を狙われるのだが、父親である彼が全く役に立たない。というもの。今や現役最高峰の演技派俳優となったレオナルド・ディカプリオが全力で役に立たない男を演じているのが衝撃的です。

あらかじめ言っておきますが映画の思想自体は強烈なまでの反保守で、「ワン・バトル・アフター・アナザー(次から次へと戦いが続く)」というタイトルの意味は「革命の戦いは続く(でもやり方は改善しよう)」です。ただハリウッド映画は体制に対する革命が大好きなので*1、革命のネガティブな側面をきちんと描くのは珍しい。ちなみに日本だと過激派の暴力革命が大暴れしていた歴史もあるので、左派の失敗を描いた映画は多いですし昭和の時代では「過激派崩れ」は定番の悪役でした。

辺野古の転覆事故もダンプ事故*2も左派の熱心な抗議活動が死亡事故に直接的に結びついてしまいました。昭和生まれでロック好きの私には「反体制=良い」的な思考があるのですが、もはや時代遅れの考え方になっていることも痛感します。

*1:SF映画はどんな設定でもたいてい革命モノになりがち

*2:2024年の警備員が死亡した事故