破壊屋ブログ

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血は争えないスター・ウォーズ

血は争えない

深町秋生の『血は争えない』を読んだ。最高に面白かった。この小説は主人公が死刑だということを宣伝でバラしているし、冒頭は主人公が死刑判決を受けるところから始まる。ただ主人公がなぜ死刑になるのか読者には分からないのだ。逆ミステリーだ!

普通のミステリーは最後まで読み進めると犯人が分かるけど、『血は争えない』は主人公が「どういう罪を犯して死刑になるのか?」という構造になっている。ミステリーの要素であるフーダニット(犯人は誰?)ハウダニット(トリックは何?)ホワイダニット(動機は何?)のどれでもない、最後まで読まないと「誰を殺したのか?」が分からないという逆ミステリーです。

この小説で面白かったのが1978年の章。歌舞伎町の王の息子である主人公が『スター・ウォーズ』を観に行って「父親のように立派なジェダイの騎士になろうとするルーク・スカイウォーカー」に共感するというエピソード。そういえば当時はそういう設定だったよね。『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』が日本で大ヒットしているおかげで、『スター・ウォーズ』の基本設定も知らない新規ファンが増えているので、これ以上は語りません。

画像は父親のように立派なジェダイの騎士になろうとするルーク・スカイウォーカーです↓




マンダロリアンのおかげで「ルーク・スカイウォーカーって誰?」って投稿が多いらしいね。何も知らない新規ファンが増えるのは凄く良い事!俺が生涯かけて愛するパトレイバーも新作が劇場公開されたけど「太田さんって誰?」「零式って何?」とか呟いている新規ファン皆無だぜ。