破壊屋ブログ

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人口知能に勝てた時代

私のこのポストがバズりました。この記事は14年前もバズったのですが、14年前と違ってオンラインゲーマーたちの反応が多いです。この14年間でオンラインゲームがそれだけ一般的になったのでしょう。

ただ、ちょっと誤った認識も多いので解説します。「誤った認識」とは
「15年間の勝利の蓄積があったから、父親は強くなれた」
系の感想です。改めて言いますが「15年間の勝利」は将棋の棋力の向上とは無関係です。

発売当時は画期的だったスーパーファミコンの将棋ですが
「プレイヤーが特定の指し方をすれば、CPUも特定の指し方をする」
という流れがあったのです。要はハメ技です。この指し方が分かれば、飛車角落ちでもCPUに勝てる。

私はこれを
「必ず解けるパズルゲーム」
と表現したのですが、ちょっと分かりにくかったですね。もちろんコレも将棋という知的ゲームの範疇です。ただ将棋の棋力の向上とは関係無い。

「どんなに高度な人工知能でも、対CPUには人間が勝てるハメ技が存在する」
という私世代(昭和生まれ)の常識が古くなっているのを感じます。

人口知能による核戦争を描いた1983年の映画『ウォー・ゲーム』なんてクライマックスが↓コレですからね(〇×ゲームで人口知能をハメられる、実際はもっと高度なシーンですが)。
youtu.be


あと他の誤った認識として
「藤井聡太は勝ち続けているが強い」
というのがありました。藤井聡太が極端な負けず嫌いで、子供の頃は負けると号泣していたのは将棋ファンには有名なエピソードですよ…。