現在発売中の実話BUNKAタブー「このカルト宗教映画がひどい」。
このカルト宗教映画がひどい【実話BUNKAタブー7月号掲載】カルト映画好きとかいってぬるい映画しか観てないシネフィル必見!本物のカルトは宗教映画だ!というわけで、幸福の科学、創価学会、統一協会などが製作したカルト映画の数々をドドンと紹介。 pic.twitter.com/OFe4RbbfEV
— 実話BUNKAタブー編集部 (@BUNKA_taboo) May 17, 2018
コラムの一部は俺が書いてます!他の執筆者が俺よりもすごい宗教映画ライターなので、宗教映画を扱うライターたちが集まったスーサイド・スクワッドな企画です。幸福の科学映画について取り上げているのは「やや日刊カルト新聞」の藤倉善郎さん。アニメ系作品を取り上げているのも、おそらくアニメ宗教映画専門のライターさんですね。俺は創価学会、統一教会、浄土真宗親鸞会、サイエントロジーetcなど各団体が作った宗教映画を取り上げていて、実話BUNKAタブーを読んだ母親から心配されました。うち浄土真宗だし。
このコラムを書くために、わざわざ浄土真宗親鸞会の上映会にも行きましたよ!(DVD化されていないので、上映会に行くしか無い)
フレンドリーな雰囲気だけど、特に勧誘とかはされないので拍子抜けでした。
宗教映画って、宗教なのに世俗に迎合しまくっているのが面白いんです。わかりやすい例は幸福の科学で、彼らの作るアニメはロボットアニメだったり学園アニメだったり、人気アニメの要素を取り入れています。去年は『君の名は。』に便乗した映画『君のまなざし』を作りました。
90年代ハリウッドで恋愛映画が流行ったとき、サイエントロジーは恋愛映画『フェノミナン』を作り、その後ハリウッドにSF映画ブームが来ると『バトルフィールド・アース』を作りました。
↓エリック・クラプトンの超名曲『チェンジ・ザ・ワールド』。PVは『フェノミナン』の宣伝になっていて、開始15秒で宇宙の光を浴びて超人になるというサイエントロジーの教義っぽい内容です。
これはコラム中にも書きましたが創価学会が『人間革命』を映画化したとき、日本は『仁義なき戦い』ブームが起きていました。だから映画『人間革命』も『仁義なき戦い』みたいな展開になるんですよ。戸田城聖や池田大作がヤクザとやり取りするんです。キリスト教にもバットマンをパクったバイブルマンなんてのがいます。
今、映画界は空前のアメコミ映画ブームなので、各宗教団体が結束してアベンジャーズやジャスティス・リーグみたいな宗教映画を作って欲しいですね。水の上を歩けるイエスとか、空間を支配できる釈迦とか、戦闘力がやたら高いシヴァとか、絶対に姿が出てこないムハンマドとか良いキャラクター揃っています。アベンジャーズにおけるブラック・ウィドウ、ジャスティス・リーグにおけるバットマンのような「特殊能力の無い一般人が頑張ってヒーローとして戦う」キャラクターは我らが現人神の天皇陛下がピッタシです。
宗教映画が酷いというよりも、それを楽しんでいる俺のほうが酷い気がしてきた。