『君の名は。』が公開されたときには
「映画『イルマーレ』に似ている!」
という声が多かったけど、今回の『天気の子』にも似ている映画を見つけた。ちなみにパクった可能性は絶対ゼロ。私が勝手に共通点を見出しているだけだ。
その映画は2012年のアメリカのホラー映画『キャビン』だ。
↑『キャビン』には日本ネタが多い
↑『キャビン』では今や超有名俳優になったクリス・ヘムズワース(マイティ・ソー)が死亡フラグ立ちまくりの男を演じている。
今から『キャビン』のネタバレを書くわけだけど、一点困ったことがある。私はこの映画の公開時に応援コメントを書く名誉に預かっている。その時のコメントがコレ↓
【著名人コメント(23)】主人公が犯人だった!あの人は幽霊だった!すべては妄想だった!そんなありがちなトリックはまだまだ甘い!『キャビン』のトリックは全てのホラー映画の謎を解き明かす究極の予想外だ!(破壊屋/映画サイト http://t.co/I1cwjPD5PI 管理人)
— 映画「キャビン」 (@ciw_mov) 2013年3月7日
つまりネタバレを知らずに観たほうが絶対に楽しめる映画なのだ。なのでこの先はあまり読まないほうが良いかもしれない。なるべく短く書くけどラストシーンはバラす。
ヒロインは普通の女子大生。男はいつもマリファナ吸っているオタクくん。彼らは友人たち合計5人で森の小屋(キャビン)で休暇を楽しむという内容だ。
で、映画の後半で真相が明らかになる。『天気の子』とは性別が逆だけど、オタクくんを生贄にしないと世界の形が決定的に変わってしまうのだ。
世界を守るためにオタクくんを生贄にしようとするヒロイン。チャカが出てくる辺りも『天気の子』と同じですね!(アメリカだから珍しくない)
ここでRADWIMPSの最凶ラブソング『ます。』の歌詞を思い出してほしい。
あなた一人と 他全人類
どちらか一つ 救うとしたらどっちだろかな?
迷わずYOU!!!!
『キャビン』のヒロインも『天気の子』と同じ判断をした。RADWIMPSと同じ判断をした。オタクくんを本気で殺そうとはするけど、結局生贄に捧げなかったのだ。こうして世界が変わってしまうのでラストシーンで二人はとりあえずマリファナを吸うのだった…。
「世界の形が変わりました!終わり!」という映画は昔から何度かあるけど、何度かあるのに観るたびに「そんなバカな!」と衝撃を受ける。『キャビン』や『天気の子』の後半の展開にも凄まじい衝撃を受けた。
ただ私は『君の名は。』を一緒に観に行った恋人が別の男と結婚して「あ、結婚するのね?新しい君の名は?」って思わず思考した秒速5センチメートル側の男なので、『天気の子』のような純愛に感情移入できなかったのが、ちょっと残念。
『キャビン』の内容はだいぶ端折って書いたけど、実際はホラー映画のアベンジャーズみたいな豪快な作品です。アベンジャーズにキャプテン・マーベルやマイティ・ソーみたいな最強キャラがいるように、『キャビン』では日本に最強系キャラがいる!それは観てのお楽しみ。