破壊屋ブログ

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ダイヤルQ2の思い出、犯人はボクです!と言えなかった

色々と問題も引き起こしたダイヤルQ2が終わったので、それにまつわる思い出話を書く。

Windows98が登場して世間にインターネットが浸透してきた当時、俺は学生だった。その頃に付き合っていた彼女がパソコンを買ったので、俺は彼女の家に行ってインターネットのやり方などを教えていた。

ある日、彼女と母親から相談された。「エッチな画像がデスクトップに出てくる」とのこと。かなり困っているらしい。そりゃそうだ。

俺は彼女たちの目の前でパソコンを立ち上げてみた。デスクトップにアダルトサイトのショートカットアイコンがいくつかあった。エッチな画像とはこのアイコンのことだった。

当時のアダルトサイトは画像を見ようとすると勝手にデスクトップにショートカットを作っていた。そのショートカットをクリックすると、ダイヤルQ2や海外の電話サービスに接続されて高額な料金を請求される。かなり危険だ。

俺はすぐにピンときたので彼女と母親の前で説明した。「これはねー、えーとねー、君のお父さんがこのパソコンでアダルトサイトを見ているんだよ。」

彼女と母親は大笑いしながら父親に対して怒っていた。自分の父親が部屋に勝手に入り、パソコンを勝手に立ち上げ、アダルトサイトを見ているというのはかなり嫌だ。



それから一ヶ月後、彼女の家で食事をご馳走してもらい家に帰ろうとしたとき。彼女のお父さんが俺を車で送ってくれるという。二人きりの車内の中でお父さんが俺に質問してきた。

「君はパソコンに詳しいんだろう?アダルトサイトを見てもバレないようにする方法はあるか?

妻と娘に非難されたのだろう。(す、すいません!奥さんと娘さんにバラした犯人はボクです!)と心の中で謝罪しながら、俺は履歴の消し方やダイヤルQ2の危険性を説明した。

アダルトサイトの閲覧をバラしながら、一方でアダルトサイトの履歴の消し方を教える。シロアリ商法みたいな手口だった。