タイトルは例によって適当につけているので、信用しないように。そろそろDVDが発売される『インサイド・ヘッド』は俺がかなり好きなコメディ映画だ。
最高に笑ったシーンは辛い思いをしている娘の前で、脳内サッカーを楽しんでいるお父さんと、脳内イケメンに癒やされているお母さんだ。このシーンは海外版の予告編で見れる。
これとは別に俺が大爆笑したシーンがある。
『インサイド・ヘッド』の設定は「5つの感情」が有名だけど、実際には5つの感情の他に「5つのパーソナリティ」がある。11歳の少女ライリーの脳内にある「5つのパーソナリティ」とは
- 家族
- 友情
- アイスホッケー
- 真実
- おふざけ
だ。劇中ではこの5つのパーソナリティを「島」と表現している。
ここから中盤のネタバレ
劇中ではライリーにショックなことが起きて、家族や友人と断絶し、アイスホッケーに興味を無くし、正直な心も遊び心も失くしてしまう。この断絶や喪失を脳内では「島」が崩壊していくことで表現する。
俺は崩壊する島を観てラストシーンを予想した。
「どうせ最後にボーイフレンドの島が新しくできるんだろ!」
しかし実際のラストシーンは予想と違っていた。
ここからネタバレ
映画のラストシーンで新しい島が誕生するんだけど、その島が
- ヴァンパイアとのロマンチックな恋(Tragic Vampire Romance)
- イケメンアイドル(Boy Band)
なのだ!
本作の「パーソナリティ」とは「その人の人格を掲載する事柄」という意味だ。人間は色んな要素を受けて人格を形成していく。映画『インサイド・ヘッド』が面白いのは、そういった「みんなの普遍的要素」に焦点を当てたところだ。
まあそれはそれとして、ラストシーンで趣味に特化した島が生まれるので爆笑した。日本版を作るとしたらこのオチは「ボーイズラブ」と「ジャニーズ」だろう。男だったら「萌えアニメ」と「美少女アイドルグループ」でもいいかもしれない。