破壊屋ブログ

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パトレイバーに出てくるリケジョの暴走事件

パトレイバーファンにとってリケジョっつたら廃棄物13号事件の西脇冴子しかありえないだろ!(ウソです、最近パトレイバーの復習をして西脇冴子のこと思い出しただけです)。

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研究主任である西脇冴子は、ニシワキ細胞の研究をトンデモない方向に持っていき、同僚や所長を愕然とさせる。

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マンガ『パトレイバー』だと表紙にまで登場する西脇冴子。

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劇場版パトレイバー3のワンシーン。東都生物医学研究所(理研みたいなところ)の栗栖所長(野依所長みたいな人)と一緒に、顕微鏡でニシワキ細胞(STAP細胞よりかは再現性が高い)を確認する西脇冴子(割烹着はない)

あ、劇場版だと「西脇冴子」は旧姓なんだけど、ここでは西脇冴子で統一する。理研のSTAP細胞を研究していた人と西脇冴子には共通点が多い。

  1. 女性の研究主任
  2. 年齢が1歳差(劇場版の西脇冴子は29歳、マンガ版だと30代半ば)
  3. 研究していた凄い細胞のせいで研究所が大ダメージを受ける
  4. 研究していた凄い細胞のせいで社会で騒動が起きる
  5. 本人がその騒動をさらに拡大する

現実の理研とマンガの東都、どっちがヤバいことやったかといったらそりゃもちろん東都だけど、記者会見ですべてを研究主任個人のせいにして逃げ切ろうとした理研もたいがいだ。

俺が今Cakesで書いているパトレイバーの連載コラムを乱暴にまとめると「パトレイバーは後付けでリアルになっていった」ということだ。

現実が後から追いついたパトレイバーのストーリー|大人のためのパトレイバー入門|破壊屋|cakes(ケイクス)

でもパトレイバーがいくら現実と一致しているとはいえ、廃棄物13号事件だけはリアルで起きることは絶対にないと思っていた。ところがリケジョ暴走という部分だけとはいえ現実になった。恐るべしパトレイバー。次はアレか、東京クーデターでも起きるのか。


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ニシワキ細胞の研究で大変なことになったので研究所の所長に文句を言うシーン。理研でも文部科学省の役人がきっと同じこと言っているはず。

西脇冴子が何をしでかすかを知りたい人はマンガを読むか、劇場版パトレイバーの第三作を観るか、ググればわかる。マンガ版では冷静沈着なままとんでもない行動を起こし続け、劇場版では怨念のようなもので突き進む悲劇すぎるヒロインだ。どちらも魅力的。まあ主人公たちには「ピー(理解の範疇を超えた行動とる人)」の一言で片付けられるけど。