破壊屋ブログ

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剛力彩芽とAKB48に清き一票を!

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今日は横浜市の統一地方選挙だけど、投票会場に行くと建物に飾られている選挙用の垂れ幕に剛力彩芽の顔が印刷されていた。さすがにこれはやりすぎでしょ。

剛力彩芽が横浜の統一地方選挙のキャンペーンに起用されてから本日までの一ヶ月間、横浜市内は剛力彩芽一色だった。電車や駅では液晶CMで剛力彩芽の映像が流れ、街中には剛力彩芽選挙カーが走った(横浜市の選挙キャンペーンカーのスピーカーから剛力彩芽の声で投票を呼びかけていたのだ)。
以下は横浜市の選管のツイートだけど、独裁国家の首都みたいに彼女の顔がはためいている。
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ちょっと気になって横浜市の選挙管理委員会のサイトを調べてみたら、物量作戦を展開していた模様だ。

  • 横浜市内に貼られた剛力彩芽ポスターはなんと34000枚!ちなみに選挙キャンペーンにAKB48のメンバー(剛力彩芽と同じオスカー事務所)を採用した神奈川県は20200枚で、横浜よりも神奈川のほうが少ない。さらに河北麻友子を採用した川崎市は4000枚だ。
  • 横浜市民150万世帯に、剛力彩芽の顔が印刷されたチラシが配布された。
  • 剛力彩芽のクリアファイル1万枚を無料で配布。そのクリアファイルには選挙日付が書かれていない。

今月の剛力彩芽はデビュー・アルバム発売と主演ドラマ『天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-』放送開始という大イベントがある。もちろん横浜市の狙い(投票率アップ)とオスカー事務所の狙い(宣伝)がWin-Winの関係になることは良いことだ。

しかしここまでのゴリ押しだと税金とボランティアたちの努力がオスカー事務所の宣伝に使われたみたいで良い気分はしない。
横浜市の選挙管理委員会が剛力彩芽を「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー受賞者」と紹介しているのも、ゴリ押しの再生産みたいだ。横浜市のは投票率アップよりも剛力彩芽の露出アップに努力していたよう選挙管理委員会に感じる。

ゴリ押しの象徴である剛力彩芽と金満選挙の象徴であるAKB48がそれぞれ横浜と神奈川の選挙キャンペーンを担当した。本人たちは何も悪くないけど、彼女たちの話題作りの手法は公職選挙法だったら許されないものばかりだよね。

最後に日本の選挙の鉄則を説明した画像を貼っておく。
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000019/19563/ihan02.jpg



追記:神奈川県、横浜市共に投票率が過去最低を大きく更新