映画は何度でもリブート(やり直し)するけど、今年は超有名シリーズのリブートが多い。
例えばスパイダーマンの映画シリーズは以下のとおり。
つまり2回リブートしているのである*2。2回というのはリブート回数としては少ないほうで、バットマンだったら今年の『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』のやり直しを含めると4回目だ(40年代版、60年代版、90年代版、ノーラン版、ジャスティスリーグ版)。
そしてゴジラがまたまた新作である。実はゴジラはリブート回数がめっちゃ多いのだ。何回やり直しているのか数えてみた。
ゴジラ2000ミレニアム
ミレニアムシリーズ第一弾。ミレニアムシリーズは毎回リブートがかかるので、新作のたびに「前作は無かったこと」にしている。
リブート回数 | 公開年 | 新設定か? |
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4 | 1999 | 旧設定 |
シン・ゴジラ
リブート回数 | 公開年 | 新設定か? |
---|---|---|
10 | 2014 | 新設定(4回目) |
「新設定」について解説する。旧設定とは
「1954年に放射能で巨大怪獣になったゴジラが日本を襲った」
という事実が変わらない作品のこと。ゴジラシリーズのリブートが特徴的なのは
「完全やり直しじゃなくて、無かったことになるのは第二作目以降」
という点だ。これを便宜上、旧設定と呼んでおく。そうじゃなくて全くの新怪獣としてゴジラを描いた作品は「新設定」と表現した。
というわけでゴジラが復活するのは2年振り10回目!何ちゅうリブート回数の多さだ。リブートが多い『007』や『仁義なき戦い』だってここまで多くない。もちろんリブートが多いのはそれだけ長く人気が続いているから。このリブート回数からもゴジラの偉大さがわかる*3。
ちなみに映画におけるリブートについては、映画評論同人誌「Bootleg」に前書いたことがあるので興味ある方は探してみて。