映画の名セリフを調べるのが好きなのですが、検索しても出てくるのは「君の瞳に乾杯」みたいな古いネタだらけなんですよね。 そこで2000年以降の名セリフ映画を10本紹介します。

なぜラム酒を使った?
- 映画:パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
- 原文:Why is the rum gone?
無人島から脱出するためにヒロインがかがり火を作ろうとラム酒を燃やすと、ジャック・スパロウが絶望する珍シーン。 どう考えてもヒロインが正しいし、こんな状況でもラム酒のほうが優先度が高いジャック・スパロウのマヌケさが面白い。 Xで検索かけてみたけど、飲み会で酒が無くなったときに使うギャグとして定着している模様。
泳ぎ続けるの
- 映画:ファインディング・ニモ
- 原文:Just keep swimming.
「考えすぎずにとにかくやってみる」的な意味です。記憶が続かないドリーのセリフなので説得力がある。クライマックスでの脱出シーンの伏線になっているのも良いですね。 子供にも覚えやすいフレーズらしい。
私が行きます!
- 映画:ハンガーゲーム
- 原文:I volunteer as tribute!
ヒロインが妹の身代わりにハンガーゲームに参加するシーンです。「I volunteer as tribute(私は志願します)」は昔からあるフレーズですが、『ハンガーゲーム』で有名になりました。
それなら…私はアイアンマン
- 翻訳:私はアイアンマン
- 原文:I am Iron Man.
- 映画:アイアンマン
- 翻訳:私は絶対なのだ
- 原文:I am inevitable.
- 映画:アベンジャーズ:エンドゲーム
- 翻訳:それなら…私はアイアンマン
- 原文:And I… am Iron Man.
- 映画:アベンジャーズ:エンドゲーム
シリーズを通して組み合わせたセリフになっているという珍しいパターンです。
「私はアイアンマンだ」はMCU第一作のラストの名セリフです。 「私は絶対なのだ」はMCU最大の敵であるサノスの名セリフです。
『アベンジャーズ:エンドゲーム』のクライマックスでサノスはアレ*1をするために 「私は絶対なのだ」 と決めセリフを言います。このセリフは二回目です。
それに対してアイアンマンが 「それなら私はアイアンマンだ」 とやはり二回目の「私はアイアンマンだ」を言いながらアレを実行します。
シリーズの主人公とラスボスがお互いの自己紹介決めセリフをぶつけ合うという、シリーズ集大成にふさわしいやり取りです。
ゼロヨンだけが俺の人生
- 原文:I live my life a quarter mile at a time
- 映画:ワイルドスピード
主人公がゼロヨンに人生を賭ける意味が観客にはよく分からないので、それを説明するシーンで登場します。AIに翻訳させてみたら「10秒足らずの時間だけ俺は自由だ」が出てきた、そのほうがニュアンス伝わりやすいかな。とはいえ『ワイルドスピード』第一作はゼロヨン人生のバカたちを描いた映画だったので「ゼロヨンだけが俺の人生」のほうがやはり適切。
私はこのセリフをアメリカ的マッチョ男性を悪い意味で象徴するバカセリフだと思っていましたが、最近同じく10秒に人生全てを賭ける映画『ひゃくえむ。』を観て良い意味の方向で理解できました。
ここは通さぬぞ!
- 原文:You shall not pass!
- 映画:ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間
ガンダルフが最凶バルログの「ドゥリンの禍」と対決する時のセリフです。バルログはクラシックゲーム好きにはラスボス的存在として認知されているので、あのシーンの絶望感は凄かったです。トールキン読んでいる俺ですらあのシーンでは「あ!ウルティマのバルログだ!激ヤバだ!」と思ってしまった。
バルログは指輪物語のオリジナルの悪魔なのですが、そのインパクトの強さからダンジョンズ&ドラゴンズやウルティマといったクラシックゲームに最強敵キャラとしてパクられていました。当時は著作権の考えが緩かったのです(その後トールキン側の抗議を受けてバロールとかバルロンとか改名している)。 今調べたらラノベの『異世界食堂』にバルログが出てくるらしいが、それはいいのか*2。
オマエのミルクシェイクを私が飲んだ!
- 原文:I drink your milkshake!
- 映画:ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
状況を語るとネタバレなので控えますが採掘の傾斜掘りを意味するクライマックスのセリフです。暴力的なシーンなのにダニエル・デイ=ルイスの狂人じみた演技がほとんどコメディになっています。また資本主義の暴力的側面をミルクシェイクという幼稚な飲み物で例えているギャップが面白い。
水曜日はピンクを着るの
- 原文:On Wednesdays we wear pink.
- 映画:ミーンガールズ
高校の一軍女子たちを描いた映画『ミーンガールズ』に出てくる一軍女子のたくさんあるルールの一つ。かわいいセリフのようでいて、同調圧力や「ルールに従わないものを排除する」的な意図が見えます。
その、しかめ面は何だ?
- 原文:Why so serious?
- 映画:ダークナイト ジョーカーが両親との謎エピソードを語るシーンに出てくるセリフで、ジョーカーを象徴する名セリフです。「なに真面目になってんの?」という意味なので現実でも使いやすい。