破壊屋ブログ

ネタ系映画ブログです。管理人はこの人→http://hakaiya.com/giccho

破壊屋花見 3月26日 土曜日 上野公園

毎年コピペの告知だけど花見です!

破壊屋花見1

今年も破壊屋の花見をやります!

日時3月26日 土曜日 朝っぱから初めて夕方前には撤収。みなさんは好きな時間に来て好きな時間にあがってください。例年通りだと昼過ぎから人が集まります。
場所上野公園
参加条件誰でもOKです。お子さん連れや破壊屋を知らない人なども毎年来てますぜ!みんな大歓迎!
参加費特に無いけど、持ち込みは大歓迎。

参加したい方はツイッターのDMやリプライ、メールフォーム、メール(movie@hakaiya.com)のいずれかで連絡をください。人数を大体把握したいだけなのでドタキャン&ドタ参加はOK。

2015年 この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞 結果発表

この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞 結果発表

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誰映画ベストテン

順位 タイトル 得票
1位 ギャラクシー街道 308
2位 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前編 & 後編 エンド オブ ザ ワールド 217
3位 テラスハウス クロージング・ドア 195
4位 映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年 154
5位 王妃の館 86
6位 GAMBA ガンバと仲間たち 84
7位 天才バカヴォン ~蘇るフランダースの犬 75
8位 リアル鬼ごっこ 73
9位 映画 暗殺教室 70
10位 UFO学園の秘密 67
10位 ラスト・ナイツ 67

総評

ギャラ街、テラスハウスちびまる子ちゃん暗殺教室フジテレビ映画がどれも不人気。『ギャラ街』と『進撃の巨人』は2015年の二大炎上作品。炎上していないのにテレ朝『王妃の館』が上位に。『リアル鬼ごっこ』は三年ぶりに三度目の映画化、ハリウッド版忠臣蔵は二年ぶりに二度目の映画化。

誰映画は「流行っているから嫌われる」という側面もあるんだけど、2015年は純粋に嫌われたりコケたりした映画が上位にきた。死体蹴りみたいになっていてちょっとかわいそうな部分もある。ただ大賞の『ギャラクシー街道』は擁護不能なほど宣伝も本編も不愉快だった。

全コメント

コメントは以下の二箇所で読めます!みなさん本当にありがとうございました!

ベストテン以外の作品へのコメントだと『ドラゴンボールZ 復活のF』でスッカリ弱くなってしまったフリーザにショックを受ける声、『ジョーカー・ゲーム』や『ストレイヤーズ・クロニクル』に対する原作ファンの失望(この二作は監督が実力派だったのでついでに映画ファンも失望)、散々「衝撃の5分間 必ず二度見る」と宣伝していた『イニシエーション・ラブ』の5分間が、実はその5分間がダイジェストだったことに対する衝撃などが多かったです。


真・この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞

「この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞(誰映画)」とは、その年に公開された映画から存在に疑問を感じるような映画に投票するイベントです。しかしここでは俺が個人的に選ぶ「この映画はいったい誰が観に行くんだ!?」の言葉通りの作品を挙げます。

第一位:ライアの祈り

ライアの祈り [Blu-ray]
安倍晋三推薦!一億総活躍社会なんだから首相が宣伝したら観客動員数が一億人超えるべきだろ!でも誰も観に行かなかったのでは?推薦コメント文から察するに首相も観ていない
スピリチュアル系小説を地方自治体が実写化。婚活で知り合った男女が縄文時代の素晴らしさを学ぶという物語。

第二位:東京PRウーマン

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実在の総合PR会社「ベクトル」を舞台にした会社宣伝映画。PRされる商品も実在の商品(モテマスカラ)。劇中ではLiLiCoが本人役で登場、わがまま言いたい放題でベクトル社員たちをストレス地獄に突き落とす展開は衝撃的。
仕事ができない美人OLのヒロインが男性上司の命令でケバケバしいファッションで営業に行くと男性社員たちが群がってくるという、女性も男性も等しくバカにしている展開が特徴。

第三位:恋するヴァンパイア

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吸血鬼が経営するパン屋:ヴァンパン屋を舞台にしたラブストーリー。恋の相手になる二人の男性がジャニタレK-POPで、ヒロインの職業がスイーツ屋さんというトリプルスリーな映画。ジャニタレはパンのラブソングの弾き語りで音楽活動しているという設定なんだけど、その音楽性が『デトロイト・メタル・シティ』の根岸そのまんまなので笑った。


三本とも詳細は「柳下毅一郎の皆殺し映画通信が詳しいです。
www.targma.jp

番外編:【タイトルは伏せます】

監督が俺の知人なのでタイトルは伏せますが、某ドキュメンタリー映画のことです。公開後に色々とトラブルが起きて封印作品となりました。2015年、もっともインパクトのあった映画事件です。詳細は書かないので自分で調べてください。封印されて俺も観ていませんので番外とします。


第一位:ギャラクシー街道

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綾瀬はるかってカワイイなぁ」と思っている人ですらウンザリさせる、この綾瀬はるかダンス。ちなみにネタバレ

傑作コメント

窓の外 さん

あまりの事に、三谷幸喜作品との思い出が走馬燈のようにフラッシュバックした。

(注:この人は数々の三谷作品のレビューを書いてきたブロガーです)

スペース・ロマンティック・コメディ

2015年の誰映画は『進撃の巨人』と『テラスハウス』の対決。誰もがそう思っていた2015年11月に『ギャラクシー街道』というとんでもない爆弾映画が投下された。その特徴は圧倒的なつまらなさ。キャッチコピーは「スペース・ロマンティック・コメディ」でスペースとコメディは確かに出てくるけど、ロマンティックという言葉は微塵も当てはまらない。下ネタの多さにはビックリした観客が多いだろう。この映画に出てくる売春の手配人(山本耕史)が堀北真希とストーカー婚したことのほうがよっぽどスペース・ロマンティック・コメディだ。

予告編がウザかった

映画館に行く楽しみの一つが予告編だ。ネットから何でも情報が手に入る時代なのに、新作映画の情報を仕入れる場所が映画館の予告編。という人は多いと思う。しかし辛い予告編が多いのも事実。そういうのに限って映画館に行くたびに見せつけられる
『ギャラ街』の予告編は拷問レベルな上に予告編の上映回数もメッチャ多かった。ラッスンゴレライよりも多い回数流れて、ラッスンゴレライよりも長い期間流れた。

三谷幸喜という男

三谷幸喜の扱いは難しい。去年、邦画オールタイムベスト10を集計しました - 破壊屋ブログという企画をやったところ三谷幸喜作品が無い!」と複数から言われた。じゃあということで邦画オールタイムベスト1500 - 破壊屋ブログ三谷幸喜作品を取り上げたら今度は三谷幸喜はいらないだろ!」という文句が発生。とにかくもう存在自体が賛否両論なのだ。
ただ三谷幸喜『ギャラ街』の酷評をネタにしたトークを展開しているのは、さすが大物だと思う。

ファンにまで嫌われた理由

『ギャラ街』がここまで嫌われたのは、従来の三谷作品のファンを裏切る形になったから。三谷幸喜がインタビューで語っていたが『ギャラ街』は意味のあるネタをあえて避けた。観客が登場人物たちの不愉快なギャグに「きっと伏線だろう」と耐えても報われることはない。三谷マジック的なクライマックスが何も起きないのだ。

頑張れ香取慎吾

コメントではこの企画の常連と化している香取慎吾に同情する声が多数SMAPの独立も失敗した今、香取慎吾に良い企画は来るのか!



第二位:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前編 & 後編 エンド オブ ザ ワールド

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これは『珍遊記』のチラシ。ちなみに『珍遊記』は『進撃の巨人』を軽くこえるほどの大駄作漫☆画太郎の作風を再現するためにあえて史上最低のクソ映画にするという点は成功している。

傑作コメント

やじろべえ さん

去年はMONSTERZ、幕末高校生、更に数年前は貞子3D、そして今年は進撃の巨人黒木メイサに変わる誰映ヒロインの座を狙う石原さとみの明日はいかに・・・。

2016年は『シン・ゴジラ』ですね。

炎上作品

2015年最大級の炎上作品。公開前から試写会の評判をきっかけに監督がFacebookでつぶやいた愚痴が流出して炎上。公開したらネット炎上。さらに年が開けたら映画秘宝2015年最悪の映画に実写版『進撃の巨人』を選んだ。何が凄いって町山智浩氏が創刊したのが映画秘宝であり彼がメインのライターなのである。ちなみに同じく脚本家の荒井晴彦が発行人を務める映画芸術は、毎年のベストテン投票で不自然なほど荒井晴彦作品が高く評価されている。

鑑賞ストレス問題

監督:樋口真嗣、脚本:町山智浩、特殊メイク:西村喜廣と俺が好きな人たちが集まって作った映画。なので非常に悪口が言いにくい。俺は割りと面白いと感じた作品だけど、そんな俺ですら『進撃の巨人 前編』が2015年の映画の中で二番目に鑑賞ストレスが高い作品だった。ちなみに一番目は『脳内ポイズンベリー』だ。

日本映画あるある問題の一つが「面白いんだけどイライラする!鑑賞ストレスが高い!」だ。『進撃の巨人 前編』も『脳内ポイズンベリー』も面白いシーンが一杯あるのに、演技や演出にとことんイライラさせられる。画面に出てくる全登場人物に「巨人に囲まれている状況なのに何でもっと上手く行動しないの?」と疑問を抱き続けなが鑑賞する。長谷川博己石原さとみの演技もキツかった。
ちなみに日本映画あるあるは一番下に記述します。

そしてもっと酷い後編へ

2015年の映画ベスト100の時も解説したけど、この映画の前編は大炎上したけど高く評価する人も多かった。巨人を「巨大なゾンビ」として実写化していたのは斬新な映画体験だった。巨人出現後の崩壊した社会と原発事故後の日本を重ねる構成も良かった。しかし後編は酷評オンリー。ネット上では後編を褒めると映画ライター失格みたいな論を持ち出す人までいた。俺は「後編は鑑賞ストレスが無いので前編よりもマシだな」と思っていたので、この雰囲気にちょっと怯えました。


第三位:テラスハウス クロージング・ドア

TERRACE HOUSE PREMIUM テラスハウス プレミアム

傑作コメント

さとー さん

予想に反して大ヒットしていたので驚愕した。
そんなに彼の事を応援したいんだったら、彼が初めて映画で大役をもらった「ハダカの美奈子」も見てあげるべき。

演技派女優への転身に成功した前田敦子も興行成績的にはイマイチな状況。あの頃「応援していた人たち」は今、別の何かを応援しているのだろうか。

解説

この企画のために毎年大量のダメ映画を観ている。でも俺は映画マニアなので、どんなに酷い映画でも起承転結があれば楽しむことができる。ウンコ味のカレーとカレー味のウンコみたいなもんだ。
「味はウンコだけど、これカレーなんでしょ?」
「ウンコ食わされてるけど、まあ味はカレーだしなぁ」
という感じ。だけどウンコ味のウンコは食えない。リア充のオシャレ恋愛生活ドキュメンタリーの『テラスハウス クロージング・ドア』がそれだ。

やらせ

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こんなTOYOTAの宣伝みたいな展開なのに「やらせ無し」って言われても。

テラスハウスといえばやらせ疑惑があった。でもこれは明らかにやらせ前提の作りでしょ。画面構成からしてやらせ臭が漂っているし、TOYOTAがスポンサーなのでTOYOTA車の宣伝になるように展開する。俺はやらせ擁護派なので別に悪いことじゃないと思う。
面白いことにテラスハウスをパクった『THE HOUSE』という番組(TOKYO MX)があるんだけど、そのウリが「やらせ無し」。パクったほうが真摯な商売をしている。そういえば昔の日本車も欧州車をパクリまくった上に信頼度が欧州車よりも高かったな。


第四位:映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年

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傑作コメント

NO NAME さん

内容といい主題歌といい夏に公開予定だったけど制作進行に不備があって冬まで延期になっちゃいました感を隠そうともしてないところが残念極まりない。

そして『スター・ウォーズ フォースの覚醒』と『妖怪ウォッチ』と公開時期が被った…。 

解説

ちびまる子ちゃんの映画って誰が観に行くんだよ」
という話題が俺の職場で盛り上がっていて「破壊屋バレたか?」と冷や汗掻いた。単に世間一般の意見だった。ちなみにコメント欄では90年代のちびまる子ちゃん映画好きたちも呆れていた。

テレビ朝日が「ドラ泣き」で80億円稼いだので、フジテレビが「まる泣き」というキャッチコピーで売り出した。
ちびまる子ちゃんは『クレしん』や『ドラえもん』のように奇想天外な展開が出来ない。だから『映画ちびまる子ちゃん』のクライマックスは思い出のパスタ屋さんを探すだけ。その代わりにゲストキャラに大量の芸能人声優中田カウス・ボタンまで出てくる)を起用した。コンテンツそのものよりも芸能人出演を重視するいうフジテレビらしい作品だった。


第五位:王妃の館

王妃の館 [DVD]
イジリー岡田に似ている」ネタが多数。

傑作コメント

みたか さん

TV局がもうけたお金を、謎の映画でドブに捨てる。次々相棒を交代させられた相棒たちが気の毒。

日本の村社会で豊作を願うためには生け贄を捧げなきゃいけないんですよ。

解説

『相棒』のイメージから脱却したくて水谷豊がテレビ朝日に作らせる映画シリーズ第三弾(残りの2つは『HOME 愛しの座敷わらし』『少年H』)。水谷豊が全身全霊でコメディにチャレンジしているんだけど、オカッパ頭にハーフパンツでセレブを気取るその姿はギャラクシー街道の宇宙人以上に宇宙人だった。

ホワイトウォッシュ

近年、ハリウッドではホワイトウォッシュが問題になっている。ホワイトウォッシュとは非白人のキャラクターを白人が演じること。ドラゴンボールの悟空や、ピーターパンのタイガー・リリーも実写化の際に白人が演じた。これが人種問題として扱われるのだ。
しかし日本ではそんなの問題にはならない。『テルマエ・ロマエ』では阿部寛がローマ人を演じ『王妃の館』では安田成美がフランス人を演じたけど、全く問題ない。全く問題ないけど誰が観に行くんだコレ。
ちなみに2017年公開予定の『攻殻機動隊』も、日本人キャラの草薙素子を白人のスカーレット・ヨハンソンが演じるのでホワイトウォッシュだと海外の『攻殻機動隊』ファンから批判されている。確かに日本人じゃないのは残念だけど、草薙素子役が剛力彩芽とかになっても困るのでまあホワイトウォッシュでもいいんじゃないでしょうか。


第六位:GAMBA ガンバと仲間たち

GAMBA ガンバと仲間たち

傑作コメント

砂糖 さん

映画館で「ガンバの着ぐるみがやってくる!」というイベントに客がひとりもいなくて、呼び込みの人が可哀想だった。そもそもこんな青いネズミのキャラクター知らない。新規で食い付くにしてもそんなに可愛くもないかっこよくもない目立った特徴もない。

東映の公式サイトの画像↓この気ぐるみは確かに厳しい。
http://www.toei.co.jp/release/movie/__icsFiles/afieldfile/2015/08/18/resize_1.jpg

解説

2015年最大級の大コケ作品。ベストテンのうち、この映画だけ未見なので解説を書くことができません。


第七位:天才バカヴォン ~蘇るフランダースの犬

天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~ DVD

傑作コメント

ヒナタカ さん

こういう攻めている企画をする度胸は買いたい。ちなみにDLE(制作会社)の最新作は実写映画版『珍遊記』です。

珍遊記も攻めすぎだったな。

解説

憧れのルーベンスの絵の前で死んだネロとパトラッシュが悪魔として復活。人間に復讐しようとするが、バカボンと友達になり…という突拍子もない設定。でも設定よりも「これでいいのだ」と口にすればすべての問題が解決する映画本編のほうが遥かに突拍子もない。
ちなみにこの映画はバカボンのパパの本名の秘密に迫るというストーリー。最近、ネット上で「バカボンのパパの本名を検証する」という記事が話題になっていたけど、書いた本人もコメントしている人も誰もこの映画を観ていなかった。


第八位:リアル鬼ごっこ

リアル鬼ごっこ 2015劇場版

傑作コメント

NO NAME さん

映画公式サイトのあらすじがポエムすぎてすごかった

本当だ↓
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解説

同じ本を何度も映画化するという現象がある。五回も映画化されたアメリカ文学の最高峰『グレート・ギャツビー華麗なるギャツビー)』のような名作のことではない。日本ではしょーもない本が何度も映画化されるのだ。

映画本編は若い女たちが大量に惨殺されるのが見どころでそれ以外は何もない、という実に園子温らしい作品だった。


第九位:映画 暗殺教室

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今月、後編が公開されます。ジャンプで連載中の原作も終了直前ということで盛り上がってます。

傑作コメント

ポンコツアンダンテ さん

マンガやアニメの実写化は原作が人気であればあるほど駄作率が高い
ジャニ付はさらに高し

ジャニーズが関わってない『バクマン。』とか『海街diary』は良かったですね。

解説

後編の宣伝が始まったのでネタバレ解禁になったけど、殺せんせー声優の正体は嵐の二ノ宮だった(前編だとエンドクレジットで判明する)。ジャニーズ事務所が売出中のHey! Say! JUMPの山田涼介を、嵐がサポートするという選挙戦における応援演説みたいなもんである。
映画本編観ていない人も、劇場マナーCMでの山田涼介の男ぶりっ子演技には辟易しただろう。本編だとあれが前後編合わせて4時間近く続くのだ。

スウィートパワー

さっきホワイトウォッシュについて触れたけど、日本映画でも人種変換はある。『ぬ~べ~』のヒロインに続いて『映画 暗殺教室』のロシア系ヒロインがなぜか元KARAのジヨンに。原作ファンの気持ちなど事務所のゴリ押しの前にはゴミ同然なのである。でも中国映画界だって中国人役に日本人俳優を納豆ウォッシュしてくれるので(例:レッドクリフ金城武曹操暗殺の玉木宏、PROMISE 無極の真田広之)、こういうのも受け入れるべき。ゴリ押しなのは受け入れないけどな!
余談だがジヨンが所属する事務所「スウィートパワー」はジャニーズ事務所の若手タレントとの共演作映画が多い。前述の『恋するヴァンパイア』もジャニーズ事務所スウィートパワーのタレント同士のラブ・ストーリーなのである。


第十位:UFO学園の秘密

DVD>UFO学園の秘密 長編アニメーション映画 (<DVD>)
映画本編の解説はこれぞ真の神アニメ!『UFO学園の秘密』 - 破壊屋ブログを参照してください。

傑作コメント

yama さん

学園が認可されない恨みつらみは百歩譲ってわからなくもないが、こんなもん作ってるから認可されないんじゃ…。

幸福実現党が選挙に勝てないのもコレが原因では。

解説

2015年、フランスで起きたテロ:シャルリー・エブド襲撃事件ではイスラム教を侮辱していた被害者たちも非難された。その一方でテロ事件の余波で多くのイスラム教徒が偏見に苦しむことになった。宗教に対する差別や偏見は許されないはずだ。だが幸福の科学は悪意に満ちた中傷を受けている。誰がそんな酷い中傷しているのかというと俺がしているのである。
今まで宗教ネタ取り上げるとやんわりと注意されてきたけど、幸福の科学だけはどんなにバカにしても何故か全く注意されない。それどころか信者たちも「面白い発想ですね」と褒めてくれる始末。幸福の科学の霊言本に本気で怒る人がいないのと同様で、向こうもこっちに怒ってないのだろうか。

「偏見良くない!宗教を理解しよう!」って言われても宗教の教えには受け入れ難いものがたくさんある。進化論は存在しないし(キリスト教)、豚肉は食べてはいけないし(イスラム教)、死ぬときには高いお金がかかる(日本の仏教)。単なる狂気も1000年続けば文化だ。UFOから神の教えを学ぶ「UFO学園の秘密」はそんな1000年続く狂気の第一歩なのだ。


第十位:ラスト・ナイツ

傑作コメント

<XD さん

宣伝コメントの人選にクラクラしました。白鵬SUGIZOINORANにMIYAVIに武論尊が並ぶコメントは二度と見ることは無いと思います。

宣伝コメント集めも大変そうですね。

解説

2009年の『ドラゴンボール・エボリューション』以来、6年ぶりに外国映画が誰映画ベストテンにランクイン!といっても出資は日本企業のDMM.com、監督は紀里谷和明。真の意味で日本が関係のない外国映画が上位に来るときはあるのだろうか。

『ラスト・ナイツ』は忠臣蔵の騎士道版。武士道から騎士道への置き換えは成功しているけど、『ラスト・ナイツ』はなぜか忠臣蔵の遊蕩(大石内蔵助は討ち入り前に女遊びしまくっていた)をねちっこく演出。クライヴ・オーウェンがあの重厚な演技で風俗通いと午前様を繰り返していたのが面白かった。


全体的な解説

外国映画

純粋な外国映画の最高順位は『ファンタスティック・フォー』。事情を知らない人に説明すると、製作中から公開後までまんべんなく炎上していた作品。最近DVDが発売されてまた炎上した。主人公たちがスーパーヒーローになるまで1時間もかかる前半と、その1時間のほうがまだ面白かった後半のダメっぷりが印象的。
他には『カリフォルニア・ダウン』が鑑賞した人たちからの怒りを買って得票を集めた。『カリフォルニア・ダウン』は救急隊員の主人公が地震津波から家族を救おうと奮闘する物語。家族を守る父親をやたら強調するところが実にアメリカ的だけど、震災国日本から見ると主人公の行動は単なる職務放棄だ。
ジョニー・デップの連続大コケ記録を更新した『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』や、トイレ掃除の女性が宇宙のお姫様になって宇宙戦士を生理ナプキンで助ける超大作SF『ジュピター』も得票を集めた。

フジテレビ映画

2015年のフジテレビ映画12本のうち9本が上位50本に入った。『海街daiary』や『幕が上がる』といった良作もあったけどね。


毎年好例のネタ

毎年特定の傾向があるので、そこらへんを解説します。

珍タイトル

タイトルのインパクトだけで投票を集める作品も毎年好例。

まさかのひらがな一文字。破壊屋管理人の作業ミスじゃね?と思った人もいた。

カニを喰べる。

テニプリミュージカルのイケメン二人がカニを食べに行く映画。続編は『羊をかぞえる。』。

《劇場版》さだまさし大誕生会!! The Birthday Party in Masashi SUPER ARENA Selection

この手の変な映画はずっと韓流が担当していたんだけど、韓流が消えた今はさだまさしが担当するのか。

さかなクン研究所 さかなの世界へレッツギョー!飛ぶ!闘う!踊る!編 & すっギョイおさかな大集合!ジャンプ!隠れる!世界最大!

タイトルに動詞が多い

この映画は観に行けよ!

毎年の投票パターンとして「誰が観に行くんだじゃなくて観に行けよ!」という逆説的な投票が多い。話題にならなかった映画のファンたちが悔し紛れに投票するのだ。2015年はアニメ映画『百日紅』に「何で誰も観に行かないんだ!」と票が集まった。『百日紅』はアニメでしか出来ない表現に果敢にチャレンジしている良作だし、国内外の賞を受賞している。にも関わらず全く話題にならなかった原恵一監督は作品を作るたびに知名度が下がっている。

上映形態への文句

今年も上映形態への文句が多かった。『マッドマックス 怒りのデスロード』はあらゆる作品に影響を与え続けているシリーズで、2010年代の最高傑作でもある。にもかかわらずマックスの吹き替えがEXILEのメンバーだったため、投票する人が多かった。
そして2015年最悪の上映形態といえば『インサイド・ヘッド』。映画の上映が始まると、応募したディズニーファンの一般人の笑顔が3分間流れ続けるという悪夢仕様。どんなグロ画像にも耐性ある俺ですが、この時は目をつむってやり過ごしました。でも目をつむっても耳からドリカムの曲が聞こえてくるんだよね。

もはや日本映画界の恒例ネタ

映画『くちびるに歌を』のネタバレですが、2015年もこの現象が起きました。これで6度目です。ちなみに『くちびるに歌を』は良作です。


2015年の日本映画あるあるネタ

最後にちょっとした2015年の日本映画あるあるネタを。

婚活女子は酒で失敗するとイケメン彼氏ができる

  1. ヒロインが婚活合コンに行く
  2. 素敵な男性に会う
  3. ヒロインはお酒を飲み過ぎて記憶をなくして口約束する
  4. 後日、素敵な男性が「あのときお話しましたよね!」とやってきてヒロインびっくり。

以前からよくある展開だけど2015年は多すぎてビックリした。真木よう子脳内ポイズンベリー)、栗山千明(種まく旅人)、鈴木杏樹(ライアの祈り)、山本美月(東京PRウーマン)とみんな合コンで酒に飲まれながら彼氏を作る。女子高生ヒロインが「いっけなーい!遅刻遅刻!」しながら街角で主人公とブツかるヤツのアラサー版か。酒の席で何が起きたのかヒロインも観客もわからないので面白い展開だと思う。

社畜クライマックス

クライマックスで主人公が徹夜で頑張っていると反目していた同僚たちが助けてくれる。昔から日本映画によくある展開で俺は「社畜クライマックス」と呼んでいる。2015年だと『HERO』『東京PRウーマン』『バクマン。がコレだった。徹夜で仕事してると助けてくれる、というだけで感動できるのが社畜根性の染み付いた日本人っぽい。『バクマン。』は良い映画だったけどね。

夜のロケはみなとみらい

『ガールズステップ』『テラスハウス』『恋するヴァンパイア』がコレだった。夜のロケシーンになるとみなとみらいが出てくる。夜景がキレいだし、人通りが少ない箇所も多いから使いやすいのだろう。

若い女は死ね!アイドルは死ね!

2015年の映画だと『脳漿炸裂ガール』『劇場霊』『リアル鬼ごっこがとにかく若い女性を殺しまくる映画だった。『脳症炸裂ガール』は死んだわけじゃないけど10数人の少女の脳が破壊、『劇場霊』も20人くらい死んで、『リアル鬼ごっこ』は数百人が死んでいる。アイドルが増えすぎるとこういう事態になるんだな。

*1:前のシリーズは三作目でリセットされている

お笑い芸人はなぜ麻薬をやらないのか?

どこのニュースでも

清原和博は入手ルートを黙秘している

と報道している。入手ルートを守り続けたとき、清原和博真の番長になれるであろう。


男道 (幻冬舎文庫)
セックス・ドラッグ・ベースボール!

逮捕されても入手ルートを守り続けたのは江夏豊勝新太郎だ。黙秘した結果、江夏豊は初犯にも関わらず執行猶予がつかず二年四ヶ月の実刑判決を受けた。裏社会の仁義を守ったのだ(たぶん)。勝新太郎は取り調べも裁判も勝新節で煙に巻いたので、入手ルートは今も謎のままだ。

麻薬取締法で捕まった人はほぼ全員が取り調べで入手ルートを喋る。執行猶予がぶら下がっている状態で警察の追求をやり過ごせる人なんていないASKA逮捕時も「入手ルートは黙秘」という報道があったけど、実際にはASKAは当初から取り調べに協力的だった。ASKAの証言から芋づる式で逮捕された人数は30人を超えるという。

悲劇的な事件もある。伝説的なジャパニーズ・ハードコア・パンク:S.O.Bのボーカルは麻薬で捕まったときに入手ルートを警察に喋ってしまった。釈放された彼は自責の念から電車に飛び込み自殺をしてしまった。


ようやく本題。今俺の手元に「のりピーと芸能界クスリ天国」という本がある。
のりピーと芸能界クスリ天国

のりピー逮捕後に出された本で、1970~2009年までの薬物でトラブルを起こした日本の芸能人が列挙されている。薬物で逮捕者が出るたびに俺はこの本を読み返す。読書は人生を豊かにする。

この本の後書きには著者の分析が乗っているんだけど、それが面白い。一つは

薬物の逮捕者には二世芸能人が多い。

もう一つの分析が↓だ。

関西のお笑い芸人で薬物に手をだす人はほとんどいない

言われてみればお笑い芸人の薬物事件はほとんど聞いたことない。お笑い芸人にはミュージシャン以上に素行の悪い人もいる。女性トラブルや金銭トラブルもよく聞く話。なのに薬物で逮捕された人はいない*1
著者はその理由として関西の山口組が麻薬を扱ってないからを挙げている。知っている人は知っているだろうが山口組は麻薬撲滅運動に取り組んでいる。関西のお笑い芸人が裏業界と繋がりがあっても、それが山口組なら麻薬を入手できる経路が無い。だから関西のお笑い芸人には麻薬を嗜む文化が生まれず、それがお笑い芸人全体に広がっている(追記:誤解している人が大勢いるようだが、関西に麻薬が無いと言っているわけではない)。

それに対して関東で幅を効かせる住吉会系のシノギは麻薬だ。清原和博ASKA住吉会系の組織から覚せい剤を入手していたと噂されている。清原和博ASKAのように執行猶予がつくようなショボい犯罪でも警察の捜査班が組まれて長期間の捜査が行われる。警察の目的は麻薬ではなくて、その背後にいる暴力団だ。

「入手ルートは黙秘」という報道は容疑者を暴力団から守り、捜査の邪魔をさせないための警察の作戦だ。清原和博の黙秘報道も同じかもしれない。しかし番長なら本当に仁義を通しているかもしれない。だとしたら売人の暴力団員は清原和博のために
「番長、男気じゃんけんはワタシに勝たせてもらいますわ」
と言いながら出頭してもらいたい。


追記。エントリに対する指摘があったので、小説家の深町秋生氏のツイッターを引用します。

勝手に引用したので勝手に宣伝です。暴力行為するとすぐ捕まるので何も出来なくなかったヤクザが主人公たちに護衛を依頼する。そこに外国人犯罪者の襲撃が…というのが第一話。毎回40ページくらいなのに話が二転三転してメッチャ面白いです。

*1:あらかじめ言っておくけどマーシーは音楽業界出身だぞ。落語家では笑福亭小松が逮捕されたことがある

ドリーム ホーム 99%を操る男たち

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/e/ed/99_Homes_Movie_Poster.jpg
スパイダーマンをクビになったアンドリュー・ガーフィールドと、スーパーマンの敵を演じたマイケル・シャノンのダブル主演。スパイダーマンVSゾッド将軍!


『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』は乱暴に表現すると立ち退きの映画化だ。
2015年の傑作映画で『ナイトクローラー』という作品があったけど、『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』はあれの昼版。『ナイトクローラー』の舞台は常に夜で主人公はコソコソと働いてたけど、『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』は常に昼間が舞台。主人公たちはアメリカの法律を利用して堂々と立ち退きを迫る。

シングルファーザーの主人公(アンドリュー・ガーフィールド)は仕事先が給料を払わなかったことにより、ローンが支払えなくなる。その結果立ち退きによって家を失う。屈辱的なことに立ち退きを担当した不動産屋(マイケル・シャノン)からバイトを引き受けることになってしまうが、以外にも不動産屋としての才能を発揮していく。

  • アンドリュー・ガーフィールド → 家とは家族を形成するもの
  • マイケル・シャノン → 家とは単なる投資対象

という二人の思考の違いが特徴的だった。

dreamhome99-movie.com


脚本は傑作日本映画『CUT』を撮ったアミール・ナデリ。アメリカの問題点をこれでもかと詰め込んでいるけど、主軸の物語はわかりやすくてドラマチック。映画の中盤で貧困に陥った主人公家族が給料の支払いに救われるシーンとか感動的なのに恐怖を感じる。

そして『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』はアメリカ映画でよくある立身出世モノなんだけど、俺がこの手のアメリカ映画を観るたびに常々思っていた「アメリカ映画の主人公ってさぁ、そういう生き方で疲れない?」に対する答えも描かれていた。

映画秘宝ベスト&トホホに載ってます

現在絶賛売り切れ中で入手困難な映画秘宝の今月号に破壊屋名義で載ってます。

映画秘宝 2016年 03 月号 [雑誌]
中古で定価以上の値段がついています。

映画秘宝の3月号は毎年「ベスト&トホホ」映画を選ぶんですね。トホホはニュースになるのでご存じの方は多いでしょう。俺は絶対に『ターミネーター:新起動/ジェニシス』がトホホ1位になると思っていたので、あの結果は驚きました。トホホ1位とトホホ2位(ターミネーター:新起動/ジェニシス)のポイント差はたったの2点でしたが。

まあ俺はベストに『ターミネーター:新起動/ジェニシス』を入れたけどね!

2015年の映画ベスト100の全体解説

ウォーリアー [Blu-ray]

2015年の映画ベスト100を全体的に解説します。

hakaiya.hateblo.jp
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マッドマックスは2015年最高の映画ではない。

マッドマックス 怒りのデス・ロード』は2015年という枠ではなく2010年代最高の映画です。ゼロ年代のベスト映画であった『グラン・トリノ』や『ダークナイト』を超えるかもしれない21世紀最高の映画と言えるでしょう。なお発売されたばかりの映画秘宝で、柳下毅一郎氏がキネマ旬報映画秘宝史上初同時ベストワンについて解説しているので、是非読んでみてください。
映画秘宝 2016年 03 月号 [雑誌]

ベスト100内の 注目作

『ウォーリアー』は超限定公開にも関わらず29位(シネマカリテでレイトショーのみ)。この映画は格闘兄弟が偶然同じ格闘トーナメントに参加するという設定。この設定だけならマンガ『グラップラー刃牙』を連想するだろうけど、実際は格闘を通じて兄弟の確執が明らかになっていく格闘版『ゆれる』みたいな映画です。
客層が限定される作品ではアニメ『ガールズ&パンツァー 劇場版』の35位と、18禁ホラーグリーン・インフェルノ』の40位が大検討。どうでもいいですが、ガルパンの上映前に『グリーン・インフェルノ』の予告編が流れてアニメファンが怒り出すという騒動もありましたね。アニメファンもホラーファンも共に宮崎勤のせいで酷い目にあったんだから仲良くしようよ(今の若い人には通じない)。
ちなみにガルパンは邦画アニメの1位でもあります。

酷評映画

世間で酷評された映画もランクインしています。『バケモノの子』47位と『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』77位には驚いた人も多いのではないだろうか?『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は人喰いホラー描写とバトルアクションが豪快なため支持を集めた。
ベスト100からは落ちたけど『ANNIE/アニー』の109位と『ファンタスティック・フォー』の155位もアメリカでの大炎上を考えると意外な結果だ(私は両方共すきな映画だけど)
これらの映画は嫌われているけど支持する人も多数いるということ。「大ヒットしたけど誰も評価していない」という観点での2015年ワーストは『HERO』かな。


前後編映画

前後編映画は前編だけに投票する人が続出。『ソロモンの偽証』も『進撃の巨人』も前編の良さと後編の落差が話題になりました*1

作品名 投票した人数
『ソロモンの偽証』前編 8人
『ソロモンの偽証』後編 0人
『ソロモンの偽証』前編&後編 3人
実写『進撃の巨人』前編 11人
実写『進撃の巨人』後編 1人
実写『進撃の巨人』前編&後編 3人

寄生獣 完結編』の順位も2014年の『寄生獣(71位)』からガクッと落ちてます。
別に前後編映画にかぎらず前半だけが面白くて後半になるとつまらない邦画が多いです。日本映画は後編になるとテーマを語り出すのでそれが失速の原因になる。
例えば『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のテーマは女性たちが男性支配に立ち向かうことだし、『キングスマン』のテーマはアンチ人種差別です。でもそれを劇中では一言も語ってない。観客も「え?それがテーマなの?」と思う人のほうが多いはず。観客がどう感じるかに任せていてそこが面白いのです。

スパイ映画対決を制したのはキングスマン

2015年はスパイ映画の年でした。激しいスパイ映画対決を勝ち抜いたのは一番知名度が低い『キングスマン』でした。

超ヒット映画ばっかり

2015年は映画興行に大きな動きがあった年でした。なんと映画史上の歴代興行収入で上位11本中5本が2015年の作品だったのです。わかりやすく言うとアナと雪の女王』よりもヒットした映画が4本もあったということです。

映画史上の順位 タイトル ベスト100順位
3位*2 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2位
4位 ジュラシック・ワールド 5位
6位 ワイルド・スピード SKY MISSION 15位
7位 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 7位
9位 アナと雪の女王 (参考のため掲載)
11位 ミニオン 50位

日本映画ベスト5

マイナーかつ低予算映画の『恋人たち』『野火』が大健闘!

『恋人たち』は予算不足のため海外出品のための準備金の寄付まで募っています。↓をクリックすると英語字幕をつける金すら無いみたいですが、これでもキネマ旬報ベストワン…。
motion-gallery.net
『野火』は日本兵の主人公が罪なき現地人を○○するシーンがあるので、メジャー映画だったら無理な内容でしょうね。
また2014年公開の『百円の恋』は2014年19位だったけど、2015年でも69位に入っている。

非英語の映画

アメリカ映画、英米合作映画が大人気な状況は2014年からさらに進みました。上位50本のうち、非英語・非日本語の作品は40位『さらば、愛の言葉よ(フランス)』や50位の『神々のたそがれ(フランス)』のみ。
「韓流は終わった」という文言すら消えてしまい、韓国映画を上映する映画館もドンドン減っていった。個人的には韓国映画『神の一手(224位)』は2015年のベスト3に入る傑作だと思っているけど、劇場未公開…。

*1:私は進撃の巨人、後編のほうが好きだけど

*2:リアルタイムで上昇中