今回の記事は、この2つの素晴らしいツイート↓をちょっと補足するだけです。
「窓ぎわのトットちゃん」冒頭の提灯のカットを、南京陥落(昭和12年)時のものと解釈されているツイートを散見するが、映画内の時系列より三年ほど前ズレするので、皇紀二千六百年(昭和15年)記念行事の提灯行列と考えるのが自然だと思う。
— おしろい与力 (@oshiroiyoriki) 2023年12月14日
自分も南京だと思っていたけど、東京新聞の記事に皇紀2600年と明記されていました。 pic.twitter.com/raXmyhPLEs
— マヌルねこ (@Der_Manul) 2024年1月14日
検索かけると
『窓ぎわのトットちゃん』のオープニングは南京陥落を描いている
といった要旨の投稿がいくつか出てきますが、前述のツイートの通り南京陥落ではありません。皇紀2600年記念行事のほうです。
ただ間違える人が続出するのは分かります。実は私も映画鑑賞時は
「あ、南京陥落だ*1」
と同じ勘違いしていました。どちらにしろ提灯行列をきちんと描いてくれたのは珍しいですね。
昭和の映画やドラマでヒロインモノでは提灯行列はよく出てきましたが、もう今はほとんど無い描写でしょう。
*1:南京陥落の時の日本では提灯を持って行列を作って奉祝していました。そのために日本中の学校がお休みになりました。